【この記事の執筆者】
相続税の研究を愛する相続専門の税理士。23歳で税理士試験に合格し、国内最大手の税理士法人で6年間の修行を積んだのちに独立。円満相続税理士法人の代表を務める。
こんにちは。相続専門の税理士法人、円満相続税理士法人の代表をしてます、税理士の橘です。
世の中の税理士事務所や弁護士事務所では、初回相談無料が当り前になっていますよね。
私達の事務所でも、既に相続が発生されており、弊社に相続税申告の依頼を検討してくださっている方の相談は、初回無料としております。
しかし、ここがよその税理士事務所と違うところですが、相続が発生していない方で、将来の相続対策をしたいという方の相談は初回から有料にしています。
相続発生前の相談を有料にしているのには、この仕事に懸ける熱い想いがあるからです。
その想いとは、答えを出し惜しみせず、初回の面談で全力を尽くすためです。
これは一般的な話ですが、相続発生前の相談は、初回の相談で悩みのほとんどを解決できることが非常によくあります。
悩みを解決できるのは良いことですが、この初回相談を無料にしてしまうと、「無料で問題を全部解決したら、仕事にまったくつながらない!」という気持ちが働いてしまいます(人間だもの)。
そこで、本当はその場で解決しようと思えば解決できることでも、「うーん。ここはちょっと計算してみないと答えがでませんねぇ」と、専門家が自分の仕事にするために、解決策を出し惜しみしてしまうことがあるのです。
と思うかもしれませんが、無料相談ばかりで売上が0円だったら、事務所は倒産してしまいます。従業員の生活を守るためにも、無料相談で終わらせずに、仕事につなげていく必要があるのです。
私達は、そういった気持ちを起こさせないために、相談料を頂いています。
決して安くないご相談料をいただくことによって、「これだけ払っていただけるなら、その場で全部のことを解決してやる!うおーーー!」という気持ちになるわけです。そして全力で相談者のお悩み解決をするのです。
この仕組みを取り入れてから、税理士として、とても気持ちが軽くなりました。
無料相談を頻繁にやっていたころは、相談に乗っているときも、「あぁ、このまま、また何も仕事にならなかったらどうしよう・・・」という気持ちがありました。
今では、余計なことは考えず、全身全霊でお悩み解決に全力投球できますので、いいですよね。
以前、税理士業界の懇親会で、知り合いの税理士から聞かれました。
「橘先生の事務所では、追客(ついきゃく)はどのようにされていますか?」
私は、追客という言葉がわからなかったので、「すみません、『ついきゃく』とは何でしょうか?」と聞きました。
その方いわく、追客とは、無料相談に来たお客に対して、その後、正式なサービスを依頼してもらえるまで継続して連絡を取り続け、強めのセールスを行い、事務所の仕事につなげるプロセスをいうそうです。無料相談のお客から住所と電話番号を教えてもらったら、手紙を送り続けたり、電話をかけ続けたりするとのことでした。
私は、「うちの事務所は、初回面談から相談料を頂戴しているので、追客はしていないですね」と伝えました。
その方は大変驚かれた様子で、「初回から有料にしたらお客なんて一切こないでしょ⁉無料相談でお客を集めて、肝心なところは伝えずに、有料のサービスにつなげるのが王道でしょ。だから多くの事務所が効率的な追客の方法を模索しているのでしょ⁉」とのことでした。
確かに、うちの事務所は初回から有料相談なので、よその事務所に比べたら相談件数は多くないのかもしれません(比較できないので真相はわかりませんが)。ただ、件数は少なくても、答えを出し惜しみせず、問題解決に全力を尽くせるのは専門家として気持ちが良く、お客様にも喜んでもらえるので、私はこの体制をずっと続けていこうと思っています。
これは有名な話ですが、画家のピカソの話をします。
ピカソがレストランで食事をしていると、彼の大ファンの女性から、「私、大ファンなんです!このナプキンに絵を描いていただけませんか?」と言われたそうです。
ピカソは、ナプキンに30秒くらいでササっと絵を描きます。そして、彼女にナプキンを渡す時にこう言いました。
「この絵の価格は、100万ドルですよ」※1ドル120円くらいだと1億2000万円くらいです。
女性は驚き、こう言います。
「えー!絵を描くのに30秒しかかかってないのに、100万ドルなんて高過ぎです!」
ピカソは笑いながら、こう言いました。
「違います。30年と30秒です」
ピカソの逸話は、諸説あります。30年だったり40年だったり、1万ドルだったり100万ドルだったり。
しかし、たった30秒で描く絵のために、30年以上の血のにじむ努力があったことは間違いありません。そのような努力には敬意を払うべきだと私も思います。
ピカソの話を引き合いに出すのは、大変おこがましいことだと重々承知していますが、私達、税理士やその他の士業の人達もこのような気概を持つことは大事なことだと思います。
弁護士や司法書士、会計士や税理士になるためには、とても厳しい国家試験に合格しなければなりません。そして合格してからも、たくさんの実務を経験して、やっと相談者へ的確なアドバイスができるようになるのです。
私自身も、相続税の相談に自信を持ってアドバイスできるようになるまでには、本当に多くの苦労がありました。
18歳の時に簿記を始めて、5年間死に物狂いで勉強して税理士試験に合格し、とても厳しい(そして温かい)国内最大手の税理士法人で6年間の修行を積みました。間違ったことをアドバイスして大クレームになったことや、税務調査で否認されそうになり、お客様から信頼を失ったことや、こちらのミスで1億円以上の損害賠償を請求されそうになったこともあります。(その時は胃に穴が開きました)
そのような経験を経て、現在、お客様の相続相談に自信を持って対応させていただくことができるようになったのです。
日本では、相談に対して報酬を払う文化があまりありません。「相談は無料でしょ?」という風習があるように感じます。
しかし、私達は相続専門の税理士として、提供するアドバイスに誇りを持っています。まだまだピカソのようなレベルには到底及びませんが、いつかはそのレベルになれるように日々勉強しています。
そのような気持ちもあるので、私達の事務所の生前対策のご相談は、初回の相談から相談料をいただいております。
まとめますと、私達、円満相続税理士法人が生前対策のご相談を有料にしている理由は、答えを出し惜しみせず、初回の面談でお客様の悩みを解決すべく全力を尽くすためです。
これまで既に、私達の事務所に有料相談や相続税申告をご依頼してくださった方々には、本当に感謝しております。皆様のおかげ様で、私含め従業員一同、幸せに毎日を過ごせております。本当に有難うございます!
これからも多くの方とお会いして、相続のお悩みを解決していきたいと思っております。是非、お悩みのある方はお気軽にご連絡くださいませ。
円満相続税理士法人
代表税理士 橘慶太
自分自身で考えた相続対策が間違っていないことを確認したい方や、税理士やコンサルタントから提案を受けている相続対策についてのセカンドオピニオンを検討している方向けのプランです。税務署には聞きづらいことや、お付き合いのある税理士には聞きづらいことを何でも相談してください。何も助言ができなかった場合にはご相談料は頂きません。
相続税の申告を依頼する税理士は、最低でも3人以上の税理士と話してから決めてください。それは何故かと言えば、税理士によって言うことが、いかにバラバラであるかがわかるからです。答えが1つにならないのが、相続税の申告なのです。
既に相続が発生し、弊社に相続税申告の依頼を検討している方は、初回相談は無料とさせていただきます。
私(橘)の人生初書籍となる「ぶっちゃけ相続」をダイヤモンド社さんより出版しました。ブログやYouTubeで話していない内容も満載です♪本書の解説動画も無料公開中!
YouTubeではお話しできない内容を中心にしたセミナーを定期的に開催しています。セミナー終了後には個別相談会も開催しますので、ご興味ある方はお気軽にお越しください☆
相続税は、担当する税理士の腕と経験によって何倍にも変わる恐ろしい税金です。費用や報酬だけで税理士を選ぶのではなく、実力を見極める5つの判断基準を解説しました。慎重に税理士を選びたい人だけご覧ください。
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税理士法人として固い守秘義務もありますので、安心してご相談ください。