こんにちは!税理士の久保佑紀です。

こちらでは、バレーボールに明け暮れていた私が税理士を目指したきっかけと、ワーキングマザーをしながら税理士試験に挑んだ合格体験記を書いております。

ご興味があればぜひ一読ください♪

税理士を目指したきっかけ

バレーボールに明け暮れた学生時代

私の出身は徳島県三好市です。

吉野川の上流の自然豊かなところで育ちました。

小さい頃から背が高く、いつも実年齢より2歳ほど上に間違われていました。

(↑故郷の阿波池田のうだつの町並みにて)

小学3年生からバレーボールを始め、小学生で県大会準優勝、中学生では県ベスト3で優秀選手にも選ばれました。

といっても、私に特に才能があった訳ではありません。

なにしろ小学6年生で身長が160cmあったので、アタックを打てば体格差で決まることが多かったというだけです。

バレーボールがとにかく楽しい〜!!

小中学でのバレーボールの実績を買ってもらい、高校は県内屈指の強豪校の富岡東高校に推薦入学しました。

同じ徳島県内の高校でしたが、実家から2時間ほどかかるため親元を離れて寮生活をすることに。

バレーボールがとにかく楽しかった小中学時代。

高校バレーへの期待も高まり、意気揚々と入学前に初練習に参加しました!

が、、

そのレベルの高さに衝撃を受けます。

全然練習についていけない…

厳しい練習に全くついて行くことができず、初日から過去に経験したことがない筋肉痛を味わいました(肉離れしたチームメイトもいたほどです)。

筋肉痛の中、2回目の練習は這いつくばってなんとか参加。

入学式を迎える頃には、3年間バレーボールを続ける自信が全く持てず、

「推薦で入った手前辞めるわけにいかないし、、とにかくどうしよう。」

と心底思っていました。

小中学時代の実績など全く意味のないものだと分かり、人生で初めて挫折感を味わった瞬間でした。

実際に蓋を開けてみても、高校生活はバレーボール漬けでした。

平日は朝練と夕練、土日や連休は遠征、お正月も初練という名前の練習。

高熱でも練習。。

丸1日休んだのはほんの僅かでした。

生活面でもルーズソックスはもちろん紺ソックスすら履いたことがなく、スポーツメーカーのソックスを愛用!!

・髪の毛の長さは常時3cm以内

・食事には必ず納豆(粘り強いプレーをするための願掛けです)

・学校でも寮でも運動部との共同生活

とまさに衣食住がバレーボール一色でした。

厳しい練習の日々でしたが、当初の予想に反して辞めずにバレーボールを続けることができたのはチームメイトのおかげでした。

辛い事を笑いにしてくれたり、一緒に練習に付き合ってくれたり、話を聞いてくれたり。

仲間に何度も励ましてもらって、一緒に乗り越えることができました。

春高バレーでは全国16位に入る事もでき、一生の思い出を残す事もできました。

高校卒業後は就職を見据えバレーボールを辞めましたが、その後もずっとバレーボールと同じくらいに打ち込めるものを探していたような気がします。

そこで出会ったのが税理士という道でした。

結婚後に就職した税理士事務所の代表の方に勧めていただいたことがきっかけです。

税理士という仕事は一見すると華々しいようですが、常に勉強や深慮が必要で、人生を通して探究するのに相応しいと感じました。

バレーボールの次に打ち込めるものを見つけた!と感じました。

(↓次女とバレーボール)

選択科目と受験歴、勉強法

私の受験歴は結婚後から始まります。

仕事や家庭の状況とあわせてまとめるとこのような感じです。

27歳 簿記論(合格) フルタイム、長女妊娠中

29歳 消費税法(合格) 育児休暇中(長女2歳、次女0歳)

33歳 財務諸表論(合格)フルタイム、育児中

その後大学院に進学、税理士登録。

育児と仕事を両立しながら勉強する中で、私なりの工夫をいくつか挙げてみます!

工夫した勉強法①  早朝と隙間時間を活用!

ワーキングマザーだったため、時間をどう捻出するか?をとにかく考えました。

当初は睡眠時間を削って深夜に勉強しようとしたこともありましたが、ものの数分で撃沈・・

身を削る勉強法は続かない..

そこで思い切って夜21時に子供と一緒に寝て、朝4時に起き2時間ほど勉強することにしました。

この唯一のまとまった時間に総合問題を解くようにしていました。

通勤中の電車移動の時間は理論暗記に充てていました。

消費税法の受験時代は、次女をおんぶして家中を歩き回りながら理論(条文)を唱えていました。

猛勉強している母の背中で気持ち良さそうに眠る次女の顔を見るのが癒しでした。

工夫した勉強法② 勉強を楽しむこと(自己暗示でもいい)!

どんなことでも最初がキツく、後から少しずつ楽になっていきます。

だからこそ最初を乗り越えるのがキツいのですが、そのキツさを楽しむことができれば、あとはこちらのものとも言えます。

税理士試験も然りで。

試験勉強を楽しむために、劣等生になりすぎないことを意識していました。

自分はできない、、と思いながらの勉強は辛く、気持ちが乗りません。

成績上位をキープすることで、勉強の効果を実感でき、その効果でまた勉強が楽しくなる、という心理サイクルを意識しました。

もちろん気持ちが乗らないこともありましたが、自己暗示でも良いので勉強が楽しい!と思うようにすると、またすぐに勉強に復帰できた気がします。

長丁場の試験勉強ですので、いかにメンタルを保ち淡々と勉強を続けられるか?も大事なポイントです。

直前期は勉強と同じくらいメンタルを重視!

印象深いエピソード

受験歴は3科目だけですが、最も印象深いのは最後に受けた財務諸表論でした。

試験勉強を続ける中で、家族や職場に負担をかけてしまう部分があり心苦しく感じていました。

これ以上迷惑はかけたくない!という一心で、最後の財務諸表論も必ず一回で受かろうと決め、自分なりの作戦を立てる事にしました。

作戦①  全てのテストで1位を目指す!

試験予備校では、合格目安として「上位3割」が掲げられます。

しかし実際の試験では、年によりバラつきはあるものの、合格率は数%〜30%です。

つまり去年なら上位30%で合格できていたのに、今年の試験では不合格という厳しい現実があります。

上位30%で安心していちゃダメだ!!

合格率の低い厳しい年でも合格できるよう、1位を目指そうと考えました。

(↓全国模試で1位を取った写真)

作戦②  周囲より早く勉強し始める!

多くの受験生はその年の税理士試験(8月)が終わった後に、翌年の試験に向けて勉強を開始します。

そこで、凡人の私は周囲より3ヶ月早い5月から勉強を始めようと思いました。

予備校に5月開講コースがあり、それを選んで受講することにしました。

3ヶ月早くスタートする分、より多くの時間を費やす事ができる!

また、休日には主人に育児をお願いし通学して勉強していました。

家族を放って勉強ばかりして、もちろん心苦しい気持ちが大いにありました。

しかし、心苦しさからどっちつかずの中途半端な勉強をして不合格になったら?

勉強が長引いてさらに心苦しくなると思い、家族に話して勉強に専念できる時間を確保しました。

通学できる日は、誰より早くに教室に着き人一倍勉強することを心がけました。

仕事や育児で先の予定が立たない分、通学での勉強時間は本当に貴重でした。

この時間を最大限有効に使おう!と意気込んでいたのを覚えています。

作戦③  家族や友人、職場の方への感謝

税理士試験は合格までに少なくとも数年はかかります。

その間、勉強ができる環境がいつも整うとは限りません。

私の場合は、子供の体調不良で予定変更になることがしばしばありました。

育児以外にも様々な事情を抱えながら勉強を続けていらっしゃる方もいると思います。

自分自身が大変な渦中にいるのはその通りですが、自分の環境を理解してくれて協力してくれる家族や友人、職場の方がいてこそ勉強の大変さを味わえていると思っていました。

迷惑をかけてばかりなのにも関わらず、常に支えてくれた家族や友人にはとても感謝しています!

勉強が辛く感じる事があっても、支えてくれる方に恩返ししよう!という気持ちは何にも勝るエネルギーになります。

円満相続税理士法人への入社理由・今の想い

円満相続税理士法人を初めて知ったのは、実はかなり前でした。

きっかけはYouTubeで、その後ホームページを見て、相続税に対する熱量の高さと言いますか、一言で言えば相続税を愛する集団だなと感じ、その衝撃が頭から離れず、その後数年間ホームページを追っていました。

その間、仕事面では会社や個人事業主様の税金を中心にサポートさせていただきつつ、並行して大学院にも通い、相続税や民法の勉強を続けていました。

心の中では相続税に舵を切りたい思いはありつつも、当初の衝撃が忘れられず、円満相続税理士法人というプロ集団に入る自信が持てず求人への応募を控えていました。

しかしその思いは数年経っても消えず、「もういっそのこと当たって砕けよう!」とようやく踏ん切りがつき応募し、今に至ります。

代表の橘税理士の「日本一の税理士法人を目指す」という言葉に、円満相続税理士法人は近い将来にきっとそうなると確信めいたものを感じました。

そして、微力ですが自分もその力になりたいと思い入社を決意しました。

入社前から、相続に対する知識の高さやお客様のためにあらゆるサポートを惜しまない姿勢はホームページ等で感じていましたが、入社後もそのイメージも変わっていません。

例えば小さな疑問点であっても、全社共通のチャットで質問すれば、色々な角度からの見解が惜しみもなく飛び交います。

また、社内での会話一つをとっても学びが多く、コミュケーションの中にも様々な気づきがあります。

机上の知識に留まらず、多くの経験からくる思慮深く柔軟な見解は、当社の強みだと思います。

現在の私は入社間もないため、育成税理士という立場におります。

目下勉強中の身ですが、お客様を直接サポートできる責任者税理士を目指し、日々知識と経験をブラッシュアップしております。

職種の差はありますが、円満相続税理士法人は皆が、お客様に最高のサービスを尽くすべく、常に学び深慮し続けるものばかりです!

私自身もお一人お一人のお客様に精神誠意のサービスをご提供できるよう、今後も研鑽を積んでいきたいと思っています。

税理士受験生へのメッセージ

同じ税理士を目指されている方を心から応援しております!

仕事やご家庭などとの両立で勉強ができないときもあるかと思いますが、勇気を持って試験勉強を優先する事を理解してもらえるよう働きかけることも大事かと思います。

このブログがお読みいただいた皆様の役に立てていたなら幸いです!

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