将来性ある相続専門の税理士事務所に転職してよかったことBEST3
【この記事の執筆者】
相続税申告100件以上、相続不動産の売却でお困りの方1,000人以上のお客様を担当してきた相続専門の税理士。大手税理士事務所で勤めてきた経験とディズニーランドで鍛えた人当たりの良さで多くのお客様からの支持を得ている。
こんにちは、税理士の大田です。
今回は、相続専門の税理士事務所に転職してよかったことBEST3についてお話ししていきます。
私はこれまでアルバイトも含めると、3つの会計事務所で働いてきました。
「相続専門の事務所」といわゆる「一般の会計事務所」でそれぞれ実際に働いてきて感じたことや、私自身のキャリアプランを決めるうえでの体験談を通じて、皆さんに相続専門を選ぶことの良さを紹介できればと思います!
こちらの記事は、このまま会計業界にいても不安だなとか、一通りの会計事務所の業務はマスターしたけど、もう少しステップアップできないかなという方にとって参考になると思いますのでぜひご覧ください♪
これは言わずもがなとは思いますが、超高齢化社会の日本は、これから大死亡時代に入っていきます。
日本をこれまで引っ張ってきた団塊の世代が、一気に平均寿命を迎えることになり、日本人の死亡者数のピークは2040年ごろといわれています。
相続マーケットの需要が今後ますます広がるというのは、受験生時代に私が相続専門を志したきっかけの1つでもあります。
それでは、私がどのようにして、そういった考えに至ったのかお話ししていきます。
税理士としてこれからのキャリアをどうしようかと考えていたときに、今後の仕事にもつながる可能性があるなということで、税理士と並行して「中小企業診断士」の試験勉強をしていたことがありました。
中小企業診断士の1次試験の中には、「中小企業経営・政策」という科目があります。
この科目は、「中小企業白書」の中に書かれている日本の中小企業の実態を数値で学ぶというものなのですが、内容が大変興味深く、勉強すればするほど日本の経済実態を理解できるので、書店に行ったら皆さんも一度手に取って中身を見てみてください。
中小企業白書の中には、これからマーケットが広がる産業というのは、たった2つしかないと書かれています。
その2つとは、ズバリ医療・福祉です。
要は日本がこれから伸びていく産業というのは、高齢者向けのビジネスだけなんだということになります。
医療・福祉以外の産業は、衰退の一途をたどっていくのです。
売上のほとんどを内需に依存している日本企業が、人口減少によってどんどん衰退していくということは、当たり前といえば当たり前なのですね。
元々なんとなく分かっていたことではありましたが、こうやって数値をみて学習してみると、腹に落ちて理解できることもあります。
私はこの経験を通じて、これからの時代のニーズに合った「相続専門」の税理士になることを決めました。
皆さんが税理士として生きていくにあたってどのマーケットを狙うのかは、事前に考えておく必要がありそうですね。
相続税に関する仕事は、付加価値を出しやすいことが多いです。
付加価値とはつまり、「大きく節税ができる」ということです。
大きく節税ができると何が一番良いかというと、「お客様から感謝を受けやすい」ということです。
お客様から感謝されると、単純に嬉しいというのもありますが、そのお客様からまた新たにほかのお客様をご紹介いただき好循環が生まれたり、報酬が高いと文句を言われることがなく、価格競争に巻き込まれません。
このメリットは、諸刃の剣で一転デメリットになることもあります。
なぜなら、税理士が判断を間違うことによって、本来節税できるはずの税金を見逃してしまうということも起こりえるからです。
これは税理士にとってはかなりのリスクです。
一つのミスで、数百万、数千万円を損害賠償請求される可能性もあります。
そのため、相続専門税理士というのは、専門性が高まることによって、参入障壁が上がり、他の税理士との差別化を図ることができるということになります。
私はこれまで100件以上の相続税申告の案件をやってきました。
特に忙しかった年は、1人で年間51件の相続税申告を担当していました。
正直これはギネス記録なのではないかなと勝手に思っています笑。
今ではありがたいことに、このようにたくさんのお客様から信頼をいただいていますが、これは決して私の能力が特別に高かったわけではなく、単純にライバルが少なかったからと考えています。
このように思い至ったのは、私が最初に正社員として入社した会計事務所時代のことが原体験となっています。
そこの会計事務所は、今では500人を超える規模の事務所で、私がいたときは急拡大中のいわゆるイケイケな事務所でした。
みなさんコミュニケーション能力があり、同世代なのに能力が高い方ばかりでした。
若手が切磋琢磨している中で、私は全然ついていけずに、取り残されている状態でした。
そんな中ある出来事が起こります。
私が尊敬する若手のエースが、事務所で一番のベテラン職員の方に、相続税についてのある質問をしていました。
私は当時「相続税法」の受験勉強の真っ最中でしたので、即答できる内容でしたが、誰もが信頼しているそのベテランの方は、回答に詰まっていました。
私がその場で回答したところ、そこから「相続税のことは大田に聞いたら早い」という一部からの評判がたち、周りの人から質問が集まるようになりました。
この体験で私は「相続税」だったらライバルが少なく勝ちやすいという確信を持ち、相続専門事務所への転職を決意しました。
さらに若手税理士の方に朗報です!
というのも、優秀な若手はそのほとんどが外資系の4大税理士法人に入社するという点です。
4大税理士法人は、部署によるとも思いますが、ほかの税理士の友人の話では相続に関する業務はほとんどないという風に聞きます。
ということは、若手税理士の中だけで戦うとすると、競争相手は同じ相続専門の同期くらいしかいなくなるということになります。
相続専門を選ぶことが、いかに恵まれているのかお分かりになったのではないでしょうか。
いかがでしたでしょうか。
相続専門でよかったことは、
・第1位 ライバルが少ない!
・第2位 付加価値を出しやすい!
・第3位 相続マーケットは拡大していく!
でした。
今回の内容が皆さんのキャリアプランの手助けになれば幸いです♪
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