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独立準備中の士業へ捧げる、私の税理士開業失敗談3選【厳しめ】

独立開業士業

【この記事の執筆者】

相続税の研究を愛する相続専門の税理士。23歳で税理士試験に合格し、国内最大手の税理士法人で6年間の修行を積んだのちに独立。円満相続税理士法人の代表を務める。不動産鑑定士を目指して日々奮闘中!

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皆さん、こんにちは。円満相続税理士法人の橘です。

今日は、これから独立開業しようと考えている士業の皆さんに向けて、私の独立体験記をお話しようと思います。

 

私は201711日に独立開業をし、この記事を執筆しているのは20206月2日なので、ちょうど3年半ほどの時が経とうとしてます。おかげ様で、現在は正社員が7人、アルバイトが1人の合計8人体制で、私を含めた税理士は6人になりました。201910月に大阪事務所を開設し、私()は大阪事務所をしっかりと軌道に乗せるべく大阪に引っ越しまして、食い倒れライフを満喫中です。

 

これだけ見ると順風満帆のように見えるかもしれませんが、独立開業当時は本当に悲惨で、預金残高も底を尽きかけ、家などなく、事務所に布団を引いて泊まり込み、トレーニングジムをお風呂代わりに使っていました(;^ω^)

 

思い返すと、『1年目のあれは無駄だったなぁ~』『最初からこうやっていれば、もっとよかったのになぁ~』と後悔することがたくさんあります。今回の記事では、私が実際に経験した失敗談から、これから独立する方のために一つでも参考になればと思い、お話していこうと思います。

 

異業種交流会は無駄だった…

 

異業種交流会

まず、まっ先に思うのはこれです。異業種交流会!あえて言葉を選ばずに言いますが、本当に無駄だったと思います…(;´∀`)

 

独立開業当時は、先に独立している士業の先輩ににかく人脈が大事だから、異業種交流会で顔を売りまくるのが大事』という話をされ、それを真に受け、私も異業種交流会で名刺を配りまくっていた時期があります。少しでも仕事に繋がれば、という想いでした。

 

ただ、そもそも異業種交流会という場は、仕事が欲しい人の集まりなので、皆が仕事に飢えています。ギバーズゲイン(与える者は与えられる)なんて言いますが、『貰うの期待して与えてるなら、ただのバーター取引やん』と思うわけです。

 

異業種交流会で名刺を配りまくった結果、増えた人脈は、私に対して営業勧誘してくるホームページ制作会社、生命保険会社、不動産屋、人材紹介会社、怪しい経営コンサルタントだけでした。

 

異業種交流会で知り合った人の中でも、さらに悪質なのが、『紹介したいお客がいる』と言って近づいてくるのですが、本当はそんな気がさらさらない人達です。信じられないかもしれませんが、そういった人、本当に多いんです。当時の純粋な私は何度も、『え?有難いなぁ』と思って話を聞きに行ったら、逆にこっちが営業される、という目にあいました。こんなことが続くと人間不信になりますよね(;^ω^)

 

独立開業前の方に伝えたいのですが、あなたのことを良く知りもしないのに、お客を紹介したいと言ってくる人は、まず疑ってかかるべきです。少し冷静になって考えて欲しいのですが、あなただったら、あなたの大事なお客様を、よく知らない独立したての士業に紹介なんてしますか?士業なんて世の中に掃いて捨てるほどいるんですよ?

 

厳しいかもしれませんが、独立したての士業に信頼なんて全くありません。これまでどんなに大きい事務所にいようと関係ありません。私も税理士法人山田&パートナーズでマネージャーを2年間やりましたが、独立したらそんな肩書、全く通用しません。いかに自分が大きい看板の下で調子に乗っていたかを痛感しました。

 

異業種交流会を全て否定するわけではありませんが、力の無い人同士がくっついても何も生まれないということは予め知っておいて損はしないと思います。

 

電話帳に電話番号を載せなければよかった

電話帳

独立開業をすると、『電話帳にあなたの会社の電話番号を掲載しませんか?料金は無料です』と連絡がきます。この誘いは断った方が賢明です。

 

その理由は、電話帳に電話番号を記載しても、くるのは営業電話だけだからです。

 

考えてみてほしいのですが、この令和時代、あなたは何かお店を探すときに、電話帳に書いてある店名だけみて電話しようと考えますか?というか、電話帳使いますか??

 

電話帳会社に失礼だと思いますが、はっきり言って使いませんよね。使うのは、電話で突撃営業をする業者だけなんです。電話帳にあなたの会社の電話番号を掲載すると、次の日から営業電話が鳴りっぱなしになること間違いなしです!

 

営業電話って、ほんとーーーーーに迷惑なんですよね…。うちの会社は対外的にはフリーダイヤルの電話番号しか公表していませんが、そのフリーダイヤルにも営業電話をしてくる悪徳業者が後を絶ちません(お金かかってるから本当にやめて!)。営業電話がくると、電話を取るメンバーの集中力が遮られますし、無駄なエネルギーを消耗しますし、何より、『あ、新しいお客様かな?』と期待して電話を取ったら、単なる営業電話だったときの怒りたるや(/・ω・)/。

 

電話帳には2種類あって、紙媒体の電話帳と、web上の電話帳がありますが、どちらも載せない方がいいです。私達の事務所では1年くらい掲載しましたが、新規のお客様から『電話帳を見て電話しました』なんてことは、一度もありませんでした。代わりに100件以上の営業電話がきただけです。

 

また、その観点から言うと、フリーダイヤルの導入はお勧めかもしれません。さすがに、フリーダイヤルに営業電話をしてくる業者は相対的には少なくなります。普通の電話番号を対外的に出していた時代は1日に少なくとも1~2件の営業電話はきていたと思います。

 

 

悪質な営業電話!こんなトークには気つけて!

営業電話

①独立したての経営者にインタビューをさせていただきたいのですが

インタビューと聞くと悪い気はしないと思いますが、実はこれ、ただの営業なんです。インタビューの依頼を承諾すると、次に、こんなことを言われます。

 

『インタビュー記事を弊社が運営するポータルサイトに掲載するには月額〇万円かかります。ただ、毎月〇万人が見るサイトなので、宣伝効果は抜群です』という唄い文句となっており、こちら側からお金を巻き上げたいだけなんです。

 

②本を出版しませんか?

これも上記同様に営業の可能性が極めて高いので要注意です。出版には大きく2種類あり、商業出版自費出版です。商業出版は、出版社自らがプロデュースし、広告宣伝も出版社が行い、もし本が売れた場合には著者に印税収入が入る形です。商業出版は、出版社としても売れなきゃ困るので本気で売ろうとしてくれます。世の中の人がイメージする出版はこっちですよね。

 

対して自費出版(企業出版と言ったりもします)は、費用は全て自分達で負担します。一応、本屋においてくれる場合もありますが、出版社としては売れても売れなくても関係ないので、適当です。金額はピンキリですが、少なくとも300万以上の費用を負担することになると思います。

 

本を出版しませんか?というような誘いは、ほとんどが自費出版の営業です。話を聞いてく内に、自分たちが費用を負担しなければいけないことになるので、早いうちから確認しましょう。まぁ、独立したての無名のころから商業出版のオファーなんてくるはずないですからね(;^ω^)

 

③ホームページ作りませんか?生命保険の代理店やりませんか等…

 

と、まぁ、あげたらきりが無いのですが、たまに本当に取材を申し込まれたりすることもあります(特にブログやYouTubeで情報発信を続けていると取材の依頼がちょくちょくきます)

 

ここで、営業電話と、本当に取材を申し込まれた時の識別方法をご紹介します。それは、電話口で何か提案を受けた際には、『それは、こちらから何かお支払する費用は発生しますか?』と聞くのです。これに対して、『はい、掲載料ということで、月●●円を…』のような返しがきたら、その電話はただの営業電話なので、『そういったものは結構です』と電話をすぐにきりましょう。一方で、『いえ、本当に取材をさせて頂きたいだけなので費用なんてとんでもない。むしろ謝礼を払います』のような返しがきたら、それは本当の取材なので積極的に受けましょう。

 

Web業界の人たちとの付き合い方

web

Web関係の仕事をしている人との付き合い方は要注意です。ホームページ制作会社、SEOコンサルティング、リスティング広告代理店、ポータルサイト運営会社…。

 

私が今執筆しているこのブログは誰にも忖度しない自由なブログなので、自由に発言しますが、はっきり言ってweb関係の仕事をしている人たちは、士業の人たちを馬鹿にしている人がたくさんいます(もちろん全員じゃありませんが)

 

というのも、私は独立開業するにあたってwebから集客することにコミットしていたので、web周り勉強をたくさんしてきました。その知識があるからこそわかるのですが、web業者は、士業がwebに対して無知であることをいいことに、ぼったくり商売を仕掛けたり、詐欺まがいな提案をしたりすることが多々あります。もう、人間不信になりますよ。

 

私が実際にあったのは、独立したての頃、異業種交流会で知り合った人から『私が運営しているホームページは、月間●十万人の人が閲覧している有名なサイトです。そのホームページに掲載するブログを橘さん、執筆してくれませんか?執筆料はお支払できませんが、橘さんのホームページのリンクを貼りますので、橘さんのホームページのSEOもアップが見込めますよ?』という提案です。一見悪くなさそうですよね。なので、私も試しに1記事だけ執筆しました。

 

ですが、これ、本当にひどい話だったんですよ(*_*)

 

SEOとは、グーグルなどの検索エンジンで上位表示される順位のことを言い、例えば『相続 税理士』などで検索して、上位に表示されれば、そのまま集客に直結するので、非常に重要な集客の要素です。自分のホームページのSEOの順位をあげるためには、何百という審査項目があり、これをグーグルがAIで判定して順位を決めているのですが、その審査項目のうちに、どのようなサイトからリンクを貼られているか、という項目があります(これを『被リンク』といいます。2020年6月現在、この項目が残っているかどうかは不明です)

 

確かに、閲覧者がたくさんいるようなサイトに、自分のサイトのリンクを貼ってもらえれば、SEOの順位的には好影響があるのですが…

 

その人は、あろうことか私のサイトへのリンクに『no followタグ』を入れていたのです!!!

 

このno followタグとは、自分のサイトから他のサイトへの関連付けを絶つために使うもので、これを入れられると、私のサイトへのSEOの好影響も断たれてしまうことを意味します。つまり、私が一生懸命ブログを書いても、SEOの順位があがるのはそのサイトだけで、私のサイトは、ずっと下のまま、という状態になってしまいます。

 

さらに『月間●十万人の閲覧者がいる』というのも、外部からホームページの閲覧者数を調べるソフトで解析をしたところ、月間で何千人しか閲覧者がいないことも判明しました。

 

幸い、私はこの辺りの知識があり、タグの解析もある程度できるので、その人が嘘をついていたことをすぐに見破り、その人との付き合いは一切やめました。しかし、もしも私にno followの知識がなく、そのままブログを書き続けていたら、今の円満相続税理士法人は間違いなくありません。

 

これはほんの一例ですが、web業界の人は『士業の連中は何も知らないから、ぼったくってやれ』というスタンスの人がかなり多いように感じます!※私の個人的な感想です('ω')ノ

 

特にweb周りって、手抜き工事をされたり、嘘をつかれたとしても、専門的な知識がなければそれが見抜けないんですよ…。だから安易に信じすぎない方がいいですね。何かを依頼するにしても、何社か相見積もりをとって、きちんと相場を確かめるのと、『これ、自分でできないかな?』という視点で、チャレンジしてみる姿勢も大事です。

 

また、『うちの会社で運営しているポータルサイトに記事を執筆してくれませんか?』という提案がきたら、無償では引き受けない方がいいです。コンテンツ(記事)の価値を知っている人であれば、見ず知らずの会社に貢献するために自分の時間とエネルギーを無料であげるなんてこと絶対にしません。最低でも1文字10円くらいの執筆料を貰った方がいいですよ。

 

まず、webから集客しようと思ったら、自分のホームページがしょぼい場合には、どんなに他のサイト経由で有名になっても意味がありません。なので、既に存在する閲覧者が多いサイトに記事をアップして自分の認知度を高める努力をする前に、自身のサイトのパワーをアップさせることの方が優先課題です。

 

 

まとめ

書き始めたら、当時のことを思い出して熱くなってしまい、すごいボリュームになってしまったので、今日はこのぐらいにして、また違う記事で続きを執筆しようと思います。

 

総じて、独立開業当時を思い出すと、あの頃の私は他力本願だったんだと思います。

 

Webから集客できるようになるまでは時間がかかる。それまでは紹介で食いつなぐ必要がある。人脈のある人に好かれれば、たくさん仕事を紹介してもらえる』と本気で思っていましたからね。

 

今となっては、あの頃、異業種交流会などに行く時間を全てコンテンツ作成に注いでいれば、もっと早く会社を軌道に乗せることができただろうなぁ、と思います。

 

ただ、決して後味の悪い後悔ではありません。あの頃の経験があるから今の自分がいるわけで、もちろん感謝もしています。交流会に使った時間の95%は無駄だと思いますが、残りの5%で素敵な出会いがあったのも事実です(*^^*)

 

士業の世界では紹介営業を善とする傾向がありますが、紹介にも2種類あって、①本当に良いサービスをして顧客が顧客を連れてくる紹介と、②見込み客リストを持っている人にお願いをし、おこぼれ的に貰う紹介があります。この2つを混同してはいけません。①は素晴らしいと思いますが、②はお勧めできません。

 

今の私は、『人脈が大事!』というような人とは距離を置いてます。私は『人脈』という言葉が好きじゃないんですよ。人のことをアイテムみたいに扱ってるみたいで。

 

今回は、とりとめもない記事になりましたが、1つでも参考になることがあったら幸いです。

 

 

続きもこうご期待♪最後までお読みいただき、ありがとうございましたヽ(^o^)丿お役立ち情報満載のメールマガジンを配信しています!プレゼントもたくさんありますので、是非ご登録ください⇩

 

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