表参道相続専門税理士事務所

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税理士試験に合格したかったら
直前模試の範囲表は見ずに捨てろ

【この記事の執筆者】

相続税の研究を愛する相続専門の税理士。23歳で税理士試験に合格し、国内最大手の税理士法人で6年間の修行を積んだのちに独立。表参道相続専門税理士事務所の代表を務める。

詳しいプロフィールはこちら

こんにちは!相続税専門の税理士の橘です。

 

私は23歳の時に税理士試験に5科目合格しました。合計4回の試験で5科目合格したのですが、戦歴は次の通りです。

2年目に受けた試験で全科目不合格となり、人生最大の挫折を味わいました。その悔しさから、超ストイック勉強法を独自に開発して実践しました。

 

その結果、3年目以降はとんとん拍子で試験に合格できました。

 

今日は、そんな超ストイック勉強法の中でも、特に大事なことをお伝えします。

 

 

 

本試験は理論が命

税理士試験には理論と計算がありますが、私は理論の方が難しいと思っています。

計算はたくさん練習をつめば、本試験でもそれなりの点数がとれます。つまり努力した分だけ本試験でも点数がついてきてくれます。

 

一方で理論はそうはいきません。いかにたくさん暗記をしてきても、本試験で書くべき理論を間違えれば一発で不合格です。

 

そして理論で最も難しいのは、暗記したものを書くことではなく、本試験の問題が、何について聞いているのかを正確に理解し、何の理論を回答用紙に書くかべきかという項目出しです。

 

 

ここを間違えると、いくら多くの理論を回答用紙に書いても合格できません。つまり、理論は初めの項目出しを間違えると、その時点でアウトなのです。

 

しっかりと努力を積み重ねたてきた人達であれば、本試験は理論が全てと言っても過言ではないと思います。

 

計算も大切ですが、一つの計算ミスだけで即不合格となることはありません。 

しかし理論は、最初の項目出しが間違っていれば絶対に合格できません。それくらい理論の項目出しは重要なのです。

 

私が初めて受けた法人税の本試験では、リース資産の延払基準が理論で出題されました。

 

事例形式となっており、PFI事業のボーリング工事がうんぬんかんぬんと、まったく意味がわかりませんでした。

 

本試験中に泣きそうになったのを覚えています。

 

「なんだこれ!意味わかんねー」

 

 

その後、試験が終わってから解答速報を見て愕然としました。リース資産の延払基準を書けばよかったのです。

 

リース資産の延払基準を書けと言われれば、全て書くことができました。しかし、その理論を書くことが正解だったことがわからなかったのです。

 

結果、その年の法人税は不合格でした。

 

 

この苦い経験から、本試験は初め理論の項目出しで合否がわかれることを痛感しました。

 

 

 

 

専門学校の直前模試には理論の範囲表がある

専門学校が直前に行う模擬試験では、事前に受講生に理論の範囲表が配られます。その範囲表には、「次の模試では、理論はここから出題しますよ」と書かれています。ほとんどの受講生は、この範囲表に沿って模試の勉強をしていますが・・・

 

 

ちょっと考えてください。

 

 

 

本試験に範囲表はありますか?

 

 

 

 

 

本試験に、範囲表はないんですよ!!

 

 

どこからどんな問題が出るのか、まったくわからないんですよ!

 

本試験はストレートがくるのか、フォークがくるのか、カーブがくるのか、シンカーがくるのか、まったくわからないのです!

 

 

 

なのに、専門学校の模試では、ストレートがくるのか、カーブがくるのか、予め教えてくれるのです。なんの球がくるのかを知っていて、その球を打てても意味ありますか?

 

厳しいことをいうと、何が出題されるかがわかっていて、その問題が解けても意味ないのですよ。何故なら、本試験で一番難しいのは、何が出題されているかを正確に理解することなのですから。ストレートかフォークかシンカーか高速スライダーかを当てることが難しいのです。

 

 

 

範囲表は丸めてゴミ箱に突っ込め

私は、直前模試の範囲表が配られたら、すぐにその範囲表を丸めて捨てました。

 

模試で良い点がとれなくてもよかったのです。本試験で合格さえできれば。

 

 

問題を初めて目の当たりにしたときに、「あ、これは、あれとあれとあれを書けばいいんだ」と項目出しができる力を養うことが最優先課題だと思っていました。

 

初めて、範囲表を見ないで模試を受けた時、成績は上位3割くらいでした。周りで上位1割に入っている受講生たちがドヤ顔していたのを覚えています。

 

私は「範囲表見て上位1割に入っても意味ないだろ!今に見てろよ!」と思い、範囲表を見ないで模試を受け続けました。

 

そして、範囲表のない全国統一公開模試の結果は、大学生でありながら法人税法で全国1位になりました。

 

「こちとら範囲表見ないでずっとやってきたんじゃ!気合が違うんじゃい」とドヤ顔したのを覚えています。

 

ちなみに直前模試で範囲表を見ないで戦うには、だいたい4月くらいまでに理論の暗記を八割くらい終えている必要があります。周りのペースに合わせるのではなく、ストイックに理論暗記を進めてください。5月くらいから範囲表を見ないで戦える実力に持っていけるかが勝負の分け目です。

 

模試の結果よりも本試験での対応力を

本試験で一番難しいのは、極限の緊張の中、正確に理論の項目出しをすることです。専門学校の模試には範囲表が存在しますが、本試験に範囲表は存在しません。

 

模試で良い点がとれなくても気にする必要はありません。それよりも、できるだけ本試験に近い環境を作り出して模試を受けてください。

 

範囲表がない状態に慣れている人は本試験に相当強くなっています。いつも通りやればいいだけです。一方で、普段から範囲表に依存している人は、本試験で初めて範囲表のない戦いを挑むことになります。

 

範囲表は浮輪と同じです。浮輪をつけて泳げても、本試験に浮輪は持ち込めません。あえて浮輪を外して模試でたくさん溺れてください。本番でしっかりと泳げればOKです!!

 

 

 

早く合格を勝ち取って一緒に税理士業界盛り上げていきましょう!!

 

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